2009年8月4日火曜日

日曜日の夕暮れ時



日曜日、伊豆から家に帰る前に夕焼けを見た。
パックリ開いた傷口のように赤い夕焼け。



地上に悪戯をしかけた悪魔が、自分の仕掛けた意地悪の結末を
最後まで見届けたくなって、雲の中にある悪魔の巣窟の壁に、
チョコ〜っとだけ穴をあけて人間界の様子をギョロギョロ〜と
見ている。



そう。
あの夕陽は悪魔の目玉だ。
多分。
そんな感じ。
いや、違うな。



とにかく僕は思いました。
「夕暮れ時」という時間には悪魔が棲んでいて、
何故か人の心を切なく苦しくさせる。



なんてな。







おしまい

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